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今回は、「性交痛の原因と対処法」について、産婦人科専門医の立場からわかりやすく解説します。

「せっかくのパートナーとの大切な時間なのに、痛みがあって楽しめない…」
「痛いと言ったら相手を傷つけるかも、嫌われるかもと無理をしてしまう」
そんな風に、誰にも相談できずに心の奥に痛みを閉じ込めていませんか?
実は、クリニックの診察室で「実は性交痛があって…」と打ち明けてくださる女性は、みなさんが想像する以上にたくさんいらっしゃいます。
決してあなただけの悩みではありません。
今回は、性交痛の原因と、少しでもラクになるためのヒントをお話しします。
【なぜ痛いの?知っておきたい「3つの原因」】
性交痛と一言で言っても、痛むタイミングや場所によって原因はさまざまです。
大きく分けると、以下の3つの理由が考えられます。
・潤い不足(愛撫の不足や緊張、ホルモンの変化)「早く終わらせなきゃ」という焦りや、「また痛むかも」という不安があると、緊張で体がこわばり、愛液が十分に分泌されません。
・炎症や感染症(カンジダや性感染症)
膣の入り口や内部がヒリヒリ痛む場合、カンジダ膣炎やクラミジアなどの感染症で粘膜がデリケートになっている可能性があります。「いつもよりおりものが多い、痒みがある」という場合は、これが原因かもしれません。
・子宮や卵巣の病気(子宮内膜症など)
「奥のほうがズキズキ、突き上げられるように痛む」という場合は、子宮内膜症などの病気が隠れているサインかもしれません。子宮の周りの組織が硬くなることで、物理的な刺激が痛みに直結してしまうのです。

痛みを我慢し続けると、脳が「性交=痛いもの」と記憶してしまい、さらに体がこわばるという悪循環に陥ってしまいます。
まずは無理をしないことが一番ですので、市販の潤滑ゼリー(ローション)を使うなど、グッズに頼ってみる。
これだけで痛みが劇的に改善するケースはとても多いです。
パートナーとの話し合い「あなたが嫌いなわけじゃなくて、体質的に痛むからゆっくりしてほしい」などといった心の内をしっかり伝えてみることも大事です。
パートナーを気遣う優しさはとても素敵ですが、一番大切にしなければいけないのは、あなた自身の心と体です。
痛みを我慢して応じる必要は、どこにもありません。

三ノ宮駅前レディースクリニックが、そんなあなたの「誰にも言えない本音」を受け止める場所になれたらいいなと思っています。
あなたの毎日が、もっと心地よく、幸せなものになるように。
デリケートなお悩みだからこそ、ネットの極端な情報に振り回されて傷ついてほしくないな、と思っています。ぜひひとりで抱え込まずに、いつでも相談に来ていただけたらと思います。
監修:山下衣里子 医師
三ノ宮駅前レディースクリニック