女性医師常駐・【日帰り】完全無痛中絶手術・ピル外来

子宮頸部異形成

子宮頸部異形成(しきゅうけいぶいけいせい)とは、子宮の入り口(子宮頸部)の細胞が、がんになる手前の状態(前がん病変)に変化したものです。

 すぐに「がん」というわけではありませんが、数年かけて進行すると子宮頸がんに移行する可能性があるため、適切な経過観察や治療が非常に重要です。

原因:HPV(ヒトパピローマウイルス)感染

原因のほとんどは、性交渉によって感染する「HPV」というウイルスです。

HPVは性経験のある女性の多くが一生に一度は感染するごくありふれたウイルスで、通常は免疫によって自然に排除されます。しかし、一部の「ハイリスク型HPV」が長期間感染し続けることで、細胞が異形成へと変化していきます。

異形成の分類と治療方針

異形成はその進行度によって3段階に分類されます。

  • 軽度異形成(CIN1): 約60%は自然に治ります。定期的な検診で経過を観察します。
  • 中等度異形成(CIN2): 自然に治る場合もありますが、進行のリスクも高まります。慎重な経過観察、または状況により治療を検討します。
  • 高度異形成・上皮内がん(CIN3): がんに進行するリスクが高いため、治療が必要です。

当院では基本的には経過観察・定期検診にてフォローを行います。
CIN2が確定した方に対しては、ハイリスク型HPVの感染および型判定が可能な「HPVタイピング検査」を行っております。ハイリスクHPVの感染有無によって、その後の定期検査の間隔(3か月~6か月)を決定しています。

検査・診断の流れ

検診で「異常あり(要精密検査)」と判定された場合、以下の精密検査を行います。

  1. コルポスコピー検査: 拡大鏡で子宮頸部を詳しく観察します。
  2. 組織診: 異常が疑われる部分の組織を小さく採取し、確定診断を行います。
  3. HPVタイピング検査: 感染しているウイルスの型を特定し、将来の進行リスクを予測します。

手術について

CIN3が確定した場合、円錐切除術が行える高次医療機関へのご紹介をさせていただきます。

近年、20代〜30代の若い世代を中心にHPVへの感染や「子宮頸部異形成」と診断される方が増えています。検診の結果を見て、驚きや不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

子宮頸部異形成の約半分は自然に治るものですが、中には長い時間をかけて「子宮頸がん」へと進んでしまうケースもあります。だからこそ、がんになる前の「異形成」という手前の段階で見つけてケアをすることが、あなたのこれからの人生を守ることにつながります。

当院では、検診や精密検査の結果をただお伝えするだけでなく、一人ひとりの心に寄り添い、分かりやすく丁寧にお話しすることを大切にしています。

「これからどうなるの?」「どんな検査をするの?」といった不安を一つずつ解消し、ご自身が納得されたうえで一緒に一歩ずつ進んでいけるようサポートいたします。どうぞひとりで悩まず、安心してお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

異形成と言われましたが、手術は必須ですか?

軽度や中等度の場合は、自然に治る可能性があるため、まずは数ヶ月おきの定期検診で経過を見ることが一般的です。ただし、ハイリスク型の感染が続いている場合などは、がん化を防ぐために早期のレーザー治療をお勧めすることがあります。

三ノ宮駅前レディースクリニックでは、患者様の不安に寄り添い、迅速で負担の少ない処置を心がけております。不安な症状がある方は、いつでもお気軽にご来院ください。