装着の流れと定期検診
装着の流れ
ミレーナ相談(初回カウンセリング)
最初に、医師からミレーナの仕組み、装着の方法、メリット・デメリット、副作用の可能性などを丁寧にご説明します。「話だけ聞きたい」という段階でも問題ありません。ご希望があれば、このタイミングで内診・エコー検査・性感染症検査(クラミジア・淋菌)も同時に行うことが可能です。
問診・診察(内診)
以下の項目について、問診表をご記入いただいたうえで、医師の診察を行います。
- 最終月経や出産歴、婦人科系疾患の有無
- 超音波検査(子宮・卵巣の状態)
- 性感染症検査(腟内の分泌物検査)
この診察結果をもとに、ミレーナの適応可否を判断します。
検査で異常がなければ、最短で当日装着も可能です(生理7日以内かつ迅速検査で陰性の場合)。
【再診時】ミレーナ装着
ミレーナの装着は、子宮内にT字型の器具を挿入する処置です。
所要時間は10分前後で、以下の手順で行います。
- 子宮の長さを測定
- 挿入器具を使ってミレーナを慎重に留置
- 紐の長さを調整し、正しく留置されたことを確認
痛みが心配な方には、オプションで「静脈麻酔下での無痛装着」も対応可能です。当院で使用している麻酔は、効きがよく、目覚めやすいタイプを採用しており、処置中は深く眠った状態で、目が覚めたあとはスムーズに帰宅いただけます。
副作用が少なく、安全性にも配慮しているため、痛みが苦手な方にも安心してお選びいただけます。なお、静脈麻酔をご希望の場合は事前の血液検査が必要なため、予約制となります。
ご精算
処置終了後、受付にてご精算をお願いいたします。
装着後のフォロー・定期検診
ミレーナは一度装着したら終わりではなく、正しい位置に留置されているかを定期的に確認することが非常に重要です。
装着後1か月・3か月・6か月・以降は年1回のペースで定期検診を実施しています。
出血や違和感がある場合は、個別にフォローの時期を調整いたします。
ミレーナの有効期間は5年です。5年を目安に抜去・再挿入のご相談を行います。
違和感や出血の異常があれば、いつでもご相談ください。
当院では装着後も安心してお過ごしいただけるよう、継続的なサポート体制を整えています。
装着から安定するまでの
過ごし方・症状
ミレーナは装着後すぐに安定するわけではなく、身体がホルモンに慣れるまでに1~3ヶ月程度の移行期間があるとされています。
その間、さまざまな変化が見られることがありますが、多くは一時的なものであり、次第に落ち着いていきます。
装着直後に起こりやすい症状
装着直後は、軽度の下腹部痛・違和感・少量の出血が起こることがあります。
これはミレーナが子宮内に挿入されることによる自然な反応であり、多くの方が数日でおさまります。
まれに強い痛みや大量出血が起こる場合がありますが、その際はすぐに当院にご相談ください。
1〜3ヶ月の移行期間で見られる変化
ミレーナは黄体ホルモン(レボノルゲストレル)を子宮内に少量ずつ放出するため、この影響で次のような変化が見られます。
- 不正出血が続くことがある(装着後3ヶ月くらいまで)
- 生理の周期が不安定になる
- 出血量が日によって変わる、だらだらと続くなどの状態
これらの出血は時間とともに減少し、装着から半年以降には約25%の方が無月経状態(生理が来なくなる)になるという報告もあります。これは異常ではなく、子宮内膜が極めて薄くなっていることによる自然な反応です。
性交時の違和感とその経過
ミレーナに付属している糸が、装着直後はやや硬く感じられることがあります。性交時にパートナーが違和感を訴えることもありますが、3ヶ月ほど経過すると糸がやわらかくなり、ほとんど気にならなくなります。
定期検診の必要性
ミレーナは最長5年間、避妊や月経トラブルの改善効果が期待できる医療器具ですが、安全かつ確実にその効果を保つためには、定期的な検診が欠かせません。
「装着したからもう大丈夫」と思いがちですが、子宮内での状態は自分では確認できないため、医師による定期的なモニタリングがとても重要です。
検診スケジュールの目安
当院では、以下のスケジュールでの受診をおすすめしています。
装着から1ヶ月後
位置の確認、不正出血や痛みの経過観察
3ヶ月後・6ヶ月後
安定しているかのチェックとホルモン反応の確認
以降は1年ごと
器具の劣化・位置のズレ・脱出の有無などを確認
5年目の更新時
抜去・再装着の判断を含む検査と相談
症状が安定している方も、1年に1回は必ず検診を受けていただくことを推奨しています。
定期検診で確認する主なポイント
定期検診では、以下のような項目を中心に診察を行います。
ミレーナの位置が正しく保たれているか(超音波検査)
器具がずれていたり、子宮内から脱出していないかを確認します。
糸の状態と長さの確認
装着直後と比べて変化がないかをチェックし、違和感の原因がないか調べます。
子宮や腟内の炎症・感染症の兆候がないか
発熱、においのあるおりもの、痛みなどがないかを問診と視診で確認します。
月経や出血の変化の聞き取り
過多月経が改善されているか、生理の周期や症状が安定しているかをお伺いします。
ホルモンの反応や副作用の有無
気分の変化、肌荒れ、不正出血などの軽微な副反応も問診で把握します。
これらの情報を総合的に判断し、今後のフォローや再装着の時期についても個別にご提案します。
定期検診を受けない場合に起こりうるリスク
定期的なフォローを受けていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
- ミレーナの脱出や位置ずれに気づかず、
避妊効果が失われる - 月経過多や痛みの再発に気づかず、症状が悪化する
- 器具の劣化や感染を見逃し、体調を崩すリスクが高まる
- 装着から5年を過ぎたまま放置すると、
子宮内膜に負担がかかる可能性
実際に、「ミレーナ挿入後に一度も検診を受けていない」方に関しては、医院によっては再装着を断られる場合もあるため、継続的な受診が非常に重要です。
ミレーナの装着や検診を
お考えの方は三ノ宮駅前レディースクリニックへ
ミレーナは、「生理をもっとラクにしたい」「ピルは飲みにくいけれど対策をしたい」という方にとって、長く続けやすい選択肢のひとつです。
当院では、導入前のご相談から定期的な検診まで一貫対応しております。
ご不安なことがあれば、どんな些細なことでもお尋ねください。
三ノ宮駅前でミレーナについてご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。