三ノ宮駅前レディースクリニック

よくあるご質問

よくあるご質問

ミレーナ

  • ミレーナの装着は痛いですか?
    痛みの感じ方には個人差がありますが、経腟分娩の経験がある方は比較的痛みが少ないとされています。
    一方、帝王切開や未出産の方、痛みに弱い方は装着時に痛みを感じることもあります。
    当院では事前に痛み止めを服用していただくほか、ご希望があれば静脈麻酔を用いた無痛装着も行っています。
  • ミレーナはいつから避妊効果があるのですか?
    装着直後から避妊効果が得られます。
    ただし、クラミジアや淋菌などの性感染症を防ぐものではないため、気になる方は定期的な検査もおすすめです。
  • ミレーナが使えない人はいますか?
    重度の肝臓疾患や性器のがん、不正出血の原因がはっきりしていない方、妊娠中や性感染症にかかっている方などは、原則としてミレーナの装着はできません。
    ただし、個別の判断によっては対応可能な場合もありますので、一度ご相談ください。
  • 装着後にどんな症状が出たら受診が必要ですか?
    出血が長引いたり、発熱・腹痛・おりものの異常があった場合は早めに受診をおすすめします。
    性交時の痛みや異常出血、下腹部の違和感がある場合も注意が必要です。
    また、装着中でも妊娠することがあるため、生理が遅れたり妊娠の兆候があればすぐに婦人科を受診してください。
  • 出産後いつからミレーナを使えますか?
    子宮が十分に回復していない時期に装着すると、脱落や穿孔のリスクがあります。
    そのため、当院では出産から6か月以降を目安としています。
    帝王切開などを受けた方は、術後の回復状況によって異なります。
  • ミレーナをつけたままCTやMRIは受けられますか?
    はい、可能です。
    ミレーナはプラスチック製なので、CTやMRI検査に影響はありません。
  • ミレーナの使用期限はどれくらいですか?
    ミレーナは装着から最長5年間、避妊効果があります。
    ただし、期限を過ぎると効果が弱まることがありますので、5年以内の交換または除去が必要です。

低用量ピル

  • 低用量ピルに興味がありますが、服用するか迷っています。
    低用量ピルは、避妊だけでなく、生理痛やPMS(月経前症候群)をやわらげる効果がある薬です。
    特にヨーロッパでは、多くの女性が日常的に服用しており、3~5人に1人が利用しているとも言われています。
    「服用してみたいけど不安がある」「自分に合うか心配」と感じている方も多いと思います。
    当院では、ピルに関する疑問や不安を一つひとつ丁寧にご説明していますので、まずはお気軽にご相談ください。
  • ピルは服用できない体質だと聞いたことがあります。他に選択肢はありますか?
    40歳以上の方、喫煙本数が多い方、前兆を伴う片頭痛がある方などは、低用量ピルの服用が制限されることがあります。
    ただし、そうした方にも使いやすい選択肢があります。
    たとえば、ホルモン量を抑えた「ミニピル(アザリア)」や、服用が不要で長期間避妊効果が持続する「ミレーナ」などが代表例です。
    ご自身に合った方法を見つけるためにも、一度ご相談ください。
  • 毎日忘れずに飲めるか不安です。うまく続けるコツはありますか?
    最初は慣れないかもしれませんが、自分の生活リズムに合わせて「決まった時間」に飲むことで、自然と習慣になります。
    たとえば、歯みがきのタイミングや食後、就寝前などにアラームをセットしておくと安心です。
    どうしても飲み忘れが多くなるようであれば、毎日の内服が不要なミレーナという選択肢もあります。
    一度の装着で、最長5年間の避妊効果が期待できます。
  • ピルを飲み忘れた場合はどうしたらいいですか?
    1錠だけの飲み忘れであれば、できるだけ早く忘れた錠剤を服用し、その後は通常どおり続けて構いません。
    場合によっては、1日に2錠飲んでも問題ありません。
    2錠以上忘れた場合は、直近の錠剤を早めに服用し、残りは通常通り飲み進めてください。
    避妊効果が落ちる可能性があるため、しばらくはコンドームの併用や性交を避けるなどの対応が必要になります。
    飲み忘れの時期や性交のタイミングによっては、アフターピルを検討した方がいい場合もあります。
    ご不安な方は、早めにご相談ください。
  • 静脈血栓塞栓症とはどんな病気ですか?
    ピルを服用することで、まれに静脈血栓塞栓症という重い副作用が起こることがあります。
    これは血管に血のかたまり(血栓)ができ、肺や脳に流れて命に関わる状態になる病気です。
    発症のリスクはごくわずかで、ピルを飲んでいない女性が1年間にかかる確率が1〜5人/1万人に対し、ピル服用中は3〜9人/1万人と、若干高くなります。
    なお、妊娠中や出産直後のほうがリスクは高くなります。
    服用後4か月以内に起こりやすく、中止後3か月ほどでリスクは元に戻るとされています。
    下記のような症状が出たときは、すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。

    1. 強い腹痛や胸の痛み
    2. 急な息苦しさや頭痛
    3. 視界の異常、しゃべりにくさ
    4. ふくらはぎの腫れや赤み、熱感

ミニピル

  • ミニピルはいつから効果がありますか?
    生理が始まってから5日以内に飲み始めると、7日目から避妊効果が期待できます。
    飲み始めの1週間は、コンドームなど他の避妊法を併用してください。
  • 飲み始めてから生理が来ないのですが、大丈夫ですか?
    ミニピルには休薬期間がないため、生理が止まる場合があります。
    少量の出血が起こることもありますが、飲み忘れなく服用できていれば避妊効果に影響はありません。
  • ミニピルが向いているのはどんな人ですか?
    以下のような方にミニピルは適していると考えられます。

    • 40歳以上の方
    • 喫煙習慣がある方
    • 授乳中の方
    • 前兆を伴う片頭痛がある方
    • 血栓リスクが心配な方
    • 低用量ピルで副作用が出た方
    • トラネキサム酸を服用中の方
    • 高度の肥満がある方

    「低用量ピルが合わないかも」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

  • 風邪薬や胃腸薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?
    一般的な風邪薬や胃薬であれば問題なく併用できます。
    また、ミニピルは血栓のリスクが少ないため、トラネキサム酸との併用も可能です。
    ただし、以下の薬は作用に影響を及ぼす可能性があるため、医師にご相談ください。

    • 一部の抗生物質や抗真菌薬
    • 抗HIV薬、抗結核薬、C型肝炎治療薬
    • 高血圧や心臓病、不整脈の薬
    • 抗てんかん薬、精神疾患治療薬(ラモトリギンなど)
    • セントジョーンズワートなどのサプリメント
  • ミニピルを飲めない人もいますか?
    以下のような方は、ミニピルの服用が制限されます。

    • 血栓症の既往がある方
    • 乳がんや悪性腫瘍の既往がある方
    • 重度の肝機能障害がある方
    • 特定のホルモン薬(デソゲストレル)にアレルギーがある方
    • 18歳未満の方
    • 重度の高血圧症や糖尿病がある方

    服用できるかどうか不安な方は、事前に医師にご相談ください。

不正出血

  • 不正出血とはどういう症状ですか?
    不正出血とは、生理の時期以外に起こる性器からの出血のことを指します。
    出血が見られた場合は、放置せずに原因を確かめることが大切です。
  • 原因にはどんなものがありますか?
    まず妊娠している可能性を除外した上で、子宮や腟からの出血・排卵障害・感染症・薬の影響・がんなど、さまざまな原因が考えられます。
    既往歴や症状の経過なども重要な手がかりになります。
  • どんな治療がありますか?
    原因によって治療法が変わります。
    ホルモンバランスの乱れや排卵障害が原因であれば薬による治療が行われますし、感染症や腫瘍が原因の場合は早期治療が必要です。
    まずは検査で原因を突き止めましょう。

生理不順

  • 生理不順とはどんな状態のことですか?
    通常、生理周期は25〜38日とされています。
    24日以内だと「頻発月経」、39日以上だと「希発月経」、3か月以上生理が止まっていると「続発性無月経」と呼ばれます。
  • どんな症状が見られますか?
    生理が遅れたり早まったりするほか、不正出血が見られることもあります。
    生理不順は不妊の原因になることがあり、ホルモンバランスの乱れによって将来的な健康リスクにもつながる場合があります。
  • 治療にはどんな方法がありますか?
    生活習慣の見直しに加え、ホルモン療法によって生理周期を整えることも可能です。
    排卵がうまく起こっていない場合には、排卵誘発剤を用いる治療が行われることもあります。
    また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が背景にある場合、放置すると将来的に子宮体がんや生活習慣病のリスクが高まるおそれもあるため、早めの対応が重要です。
    甲状腺機能異常や高プロラクチン血症(高PRL血症)など、ホルモン異常が隠れていることもありますので、原因を明らかにしてから適切な治療につなげましょう。

月経困難症

  • 月経困難症とはどのような症状ですか?
    月経困難症は、生理にともなって強い痛みや不快感が現れ、日常生活に支障が出る状態を指します。
    初潮から数年で始まり、生理前あるいは生理開始とともに症状が出て、生理が終わる頃におさまるのが特徴です。
  • どんな症状がありますか?
    下腹部の痛みや腰痛、腹部の張り、吐き気、頭痛などがよくみられます。
    これらの症状の背景に、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症といった病気が隠れていることもあるため、強い痛みに悩んでいる方は一度ご相談ください。
  • 治療にはどのようなものがありますか?
    低用量ピルや黄体ホルモン製剤(ミレーナなど)の使用により、生理痛や不快な症状の緩和が期待できます。
    患者様の体質や症状に応じて漢方薬を併用することもあります。

過多月経

  • 過多月経とはどのような状態ですか?
    出血量が非常に多く、レバーのような血のかたまり(コアグラ)が見られる状態を過多月経といいます。
    出血量が140ml以上や、月経期間が8日以上続く場合も該当します。
    貧血の原因になることもあります。
  • どんな症状がありますか?
    経血の多さにより、強い子宮収縮が起こって下腹部痛や腰痛、吐き気、頭痛などが現れることがあります。
    子宮内膜症や筋腫、腺筋症が原因となっている場合もあります。
    生理の量が多くてつらいと感じる方は、早めの受診がおすすめです。
  • 治療にはどのような方法がありますか?
    治療には低用量ピルや黄体ホルモン製剤(ミレーナなど)が用いられます。
    必要に応じて、漢方薬などを組み合わせた治療も行われます。

PMS(月経前症候群)

  • PMSとはどのような状態ですか?
    PMSは、月経前の3〜10日間に現れる心身の不調のことを指します。
    月経が始まると症状は軽くなるか消えるのが特徴です。
  • どんな症状がありますか?
    体のだるさやむくみ、乳房の張り、頭痛、腰痛などのほか、気分の浮き沈み、イライラ、落ち込みといった精神的な症状が現れます。
    個人差が大きく、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
  • 治療にはどのようなものがありますか?
    低用量ピルや黄体ホルモン製剤が有効です。
    PMDD(重度のPMS)の方には、SSRI(抗うつ薬)の併用を行うこともあります。
    生活習慣の見直しや漢方の併用も症状の緩和に役立ちます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

  • 多嚢胞性卵巣症候群とは何ですか?
    生理不順や不妊の原因になるホルモンのバランス異常が起こる病気です。
    卵巣に小さな卵胞が多数でき、排卵しづらくなります。
    生殖年齢女性の5〜10%が該当するといわれています。
  • どんな症状がありますか?
    生理が不規則になりやすく、不妊の原因にもなります。
    ニキビや体毛の増加、肥満、高インスリン血症なども見られます。
    糖尿病や子宮体がんのリスクが高まることもあるため注意が必要です。
  • 治療にはどのようなものがありますか?
    妊娠希望の有無に応じて治療方針が変わります。
    妊娠希望がない場合は、ピルでホルモンバランスを整えます。
    希望がある場合は排卵誘発剤を使用し、手術による排卵改善を行うこともあります。

子宮筋腫

  • 子宮筋腫とはどのような病気ですか?
    子宮筋腫は、子宮の筋肉の中にできる良性の腫瘍で、エストロゲン(女性ホルモン)の影響を受けて大きくなる傾向があります。
    多くの女性にみられる病気で、筋腫の位置や大きさによって症状が異なります。
  • どんな症状がありますか?
    過多月経や生理が長引くことで貧血が起こるほか、月経困難症、不正出血、不妊、下腹部のしこりや痛み、頻尿、腰痛などが見られます。
    症状がある方は、早めに婦人科を受診してください。
  • 治療にはどのような方法がありますか?
    筋腫の大きさや症状に応じて、ピルやホルモン製剤(ミレーナ、ジエノゲスト、GnRH製剤)
    などの薬物療法を行います。
    大きさが5~6cm以上ある場合や、症状が強い場合は手術(筋腫核出術)を検討します。
    無症状であれば経過観察も可能ですが、定期的な診察が必要です。

子宮内膜症

  • 子宮内膜症とはどのような病気ですか?
    子宮内膜と似た組織が、子宮の外にできてしまう病気です。
    卵巣や腹膜、腸管などにできることが多く、月経とともに炎症を繰り返すため、痛みや不妊の原因となります。
  • どんな症状がありますか?
    月経痛(とくに回数を重ねるごとに悪化する痛み)が主な症状で、慢性的な下腹部痛、性交痛、排便時の痛み、不妊などもみられます。
    卵巣にできたものは「チョコレート嚢胞」と呼ばれます。
  • 治療にはどのような方法がありますか?
    薬物療法として、ピル、黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト、ミレーナ)、GnRH製剤(リュープリン、レルミナ)などを使用します。
    必要に応じて、病変を取り除く手術を行うこともあります。
    再発しやすいため、継続的な治療と定期的な検査が必要です。

子宮腺筋症

  • 子宮腺筋症とはどのような病気ですか?
    子宮の筋肉の中に、子宮内膜と似た組織が入り込んでしまう病気です。
    子宮内膜症の一種とされ、エストロゲンの影響で悪化します。
    子宮が腫れて大きくなり、痛みや出血などの症状を引き起こします。
  • どんな症状がありますか?
    強い月経痛や過多月経、貧血が代表的な症状です。
    ほかにも、性交痛や下腹部の圧迫感、不妊などがみられます。
    最近では子宮腺筋症と不妊の関係性も注目されています。
  • 治療にはどのような方法がありますか?
    ピル、ジエノゲスト、ミレーナ、GnRH製剤などを使って、痛みや出血を抑える治療を行います。
    症状が重い場合や妊娠を希望しない場合は、子宮摘出が根本的な治療となることもあります。