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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?生理不順・排卵障害・不妊との関係をわかりやすく解説

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:Polycystic Ovary Syndrome)は、生理不順や排卵障害を引き起こす代表的な婦人科疾患です。

卵巣の中では毎月たくさんの卵胞(卵子を包む袋)が育ち始めますが、通常はその中から1つだけが大きく成長し、成熟した卵子として排卵されます。

しかしPCOSでは、小さな卵胞はたくさん育つものの、途中で発育が止まってしまい、排卵まで進まない状態になります。

排卵が起こらなくなると、生理周期が乱れたり、生理が数か月来なかったりするほか、妊娠しにくくなる原因にもなります。

「生理不順は昔からだから体質だろう」「忙しいから生理が遅れているだけ」と思っている方の中にも、PCOSが隠れていることがあります。

一方で、PCOSは早期に診断し、ご自身の状態に合わせた治療を行うことで、生理周期の改善や排卵の回復が期待できる病気です。妊娠を希望している方でも、適切な治療によって妊娠・出産される方は多くいらっしゃいます。

目次

30秒でわかるPCOS

PCOSは、卵胞が育っても排卵しにくくなる病気です。

排卵しないことで、生理不順や無排卵、不妊につながることがあります。しかし、適切な検査と治療により、多くの方で生理周期の改善や妊娠を目指すことができます。

PCOSの特徴

項目内容
正式名称多嚢胞性卵巣症候群(Polycystic Ovary Syndrome)
主な症状生理不順・排卵障害・無排卵・不妊・ニキビ・多毛
多い年代10代後半〜30代
原因ホルモンバランスの乱れ、遺伝的要因、インスリン抵抗性など
主な検査問診・超音波検査・血液検査
主な治療生活習慣の改善、ホルモン療法、排卵誘発療法など

このような症状はありませんか?

PCOSでは、生理不順だけでなく、さまざまな症状がみられます。

次のような症状がある方は、一度婦人科で相談することをおすすめします。

  • 生理周期が35日以上になることが多い
  • 生理が2〜3か月来ないことがある
  • 年に8回未満しか生理が来ない
  • 排卵日がわからない
  • 基礎体温が二相にならない
  • 妊娠を希望しているが授からない
  • AMHが高いと言われた
  • 超音波検査で「卵胞が多い」と言われた
  • ニキビが治りにくい
  • あごや口周りの毛が濃くなった
  • 体重が増えやすい
  • BMIは正常なのに生理不順が続いている

これらが当てはまるからといって、必ずPCOSとは限りません。

しかし、複数当てはまる場合はPCOSの可能性があるため、自己判断せず婦人科で原因を調べることが大切です。

PCOSは決して珍しい病気ではありません

「PCOS」という病名を初めて聞いたという方も多いかもしれません。

しかし実際には、PCOSは婦人科では比較的よく診療する病気の一つです。

特に、

  • 生理不順
  • 排卵障害
  • 妊娠しにくい
  • AMHが高い

といった症状で受診された方の中で診断されることがあります。

また、日本人では欧米と比べて肥満を伴わない「痩せ型PCOS」も少なくありません。

そのため、

「太っていないからPCOSではない」

とは言えないのが、この病気の特徴です。

正常な排卵とは?

PCOSを理解するためには、まず正常な排卵の仕組みを知ることが大切です。

女性の卵巣には、生まれたときから多くの卵胞が存在しています。

月経が始まると、その中の複数の卵胞が成長を始めますが、通常は1つだけが成熟し、排卵されます。

排卵された卵胞は黄体へ変化し、プロゲステロンというホルモンを分泌します。

妊娠しなかった場合は子宮内膜がはがれ落ち、月経が始まります。

この流れが約1か月ごとに繰り返されることで、規則正しい月経周期が保たれています。

PCOSでは卵巣の中で何が起こっているのでしょうか?

PCOSでは、卵胞が途中までは育ちます。

しかし、十分に成熟できないため、排卵が起こりません。

その結果、小さな卵胞が卵巣内に多数残った状態になります。

このことから「多嚢胞性(たくさんの袋がある)」という名前が付けられています。

ただし、この「嚢胞」は一般的な卵巣嚢腫とは異なり、腫瘍ではありません。

排卵できなかった小さな卵胞が多数見える状態を表しています。

正常な排卵

小さな卵胞が育つ
   ↓
1つだけ成熟
   ↓
排卵
   ↓
黄体形成
   ↓
月経

PCOS

小さな卵胞が育つ
   ↓
途中で成長が止まる
   ↓
排卵しない
   ↓
卵胞が多数残る
   ↓
生理不順・無排卵

なぜPCOSでは排卵しにくくなるのでしょうか?

「卵胞がたくさんあるなら、排卵しやすいのでは?」

このように疑問に思われる方も少なくありません。

実際には、PCOSでは卵子が少ないのではなく、卵胞が途中で成長を止めてしまうことが問題です。

通常は、月経が始まると複数の卵胞が育ち始めますが、その中から1つだけが「主席卵胞」となり、大きく成熟して排卵します。

しかしPCOSでは、この「1つだけが選ばれて成熟する」という仕組みがうまく働きません。

その結果、小さな卵胞が卵巣内に多数残り、排卵が起こらなくなります。

排卵をコントロールしているのは脳です

排卵は卵巣だけで決まるわけではありません。

脳(視床下部・下垂体)と卵巣が互いに情報をやり取りしながら、毎月の月経周期を調整しています。

正常なホルモンの流れ

脳(視床下部)
   ↓
下垂体
   ↓
FSH・LHが分泌される
   ↓
卵胞が成熟
   ↓
排卵
   ↓
黄体形成
   ↓
月経

このホルモンのバランスが保たれることで、毎月規則正しく排卵が起こります。

PCOSではホルモンバランスが乱れます

PCOSでは、脳から分泌されるホルモンのバランスが変化することがあります。

特に重要なのが、

  • LH(黄体形成ホルモン)
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)

です。

FSHは卵胞を育てる役割があります。

一方、LHは排卵に関わるホルモンです。

PCOSでは、LHが相対的に高くなり、FSHとのバランスが崩れることがあります。

その影響で卵胞がうまく成熟できず、排卵障害につながると考えられています。

男性ホルモンも関係しています

PCOSでは、卵巣で作られる男性ホルモン(アンドロゲン)が通常より多くなることがあります。

男性ホルモンが増えると、

  • 卵胞の成熟が妨げられる
  • ニキビができやすくなる
  • あごや口周りの毛が濃くなる
  • 頭髪が薄くなることがある

などの症状が現れることがあります。

ただし、日本人では欧米人に比べて男性ホルモン症状が目立たない方も多く、「ニキビや多毛がないからPCOSではない」とは言えません。

インスリン抵抗性とは?

PCOSを理解するうえで欠かせないのがインスリン抵抗性です。

インスリンは、血液中の糖を細胞へ取り込み、血糖値を下げる働きを持つホルモンです。

しかし、体がインスリンに反応しにくくなると、体は不足を補うためにさらに多くのインスリンを分泌します。

これをインスリン抵抗性といいます。

インスリン抵抗性があると…

インスリンが効きにくい
   ↓
インスリンがたくさん分泌される
   ↓
卵巣で男性ホルモンが増える
   ↓
卵胞が成熟しにくくなる
   ↓
排卵障害

このため、特に肥満を伴うPCOSでは、生活習慣の改善や体重管理が治療の重要な柱となります。

痩せ型PCOSとは?

「PCOSは太っている人の病気」というイメージを持たれることがありますが、日本では痩せ型PCOSも少なくありません。

痩せ型PCOSの方は、

  • BMIが正常
  • 見た目は細身
  • それでも生理不順が続く
  • 排卵障害がある
  • AMHが高い

という特徴がみられることがあります。

そのため、体型だけでPCOSを否定することはできません。

PCOSは遺伝しますか?

PCOSには遺伝的な要因が関係していると考えられています。

母親や姉妹にPCOSの方がいる場合、発症しやすい可能性が示されています。

ただし、特定の遺伝子だけが原因ではなく、

  • 遺伝
  • ホルモンバランス
  • 体質
  • 環境
  • 生活習慣

などが複雑に関係すると考えられています。

PCOSは不妊と関係がありますか?

PCOSは排卵障害による不妊の代表的な原因です。

しかし、ここで誤解してはいけないことがあります。

PCOS=妊娠できない病気ではありません。

妊娠しにくくなる理由は、「排卵の回数が少なくなる」ためです。

例えば、

  • 年12回排卵する方
  • 年3回しか排卵しない方

では、自然妊娠のチャンスに大きな差が生じます。

しかし、排卵誘発療法などで排卵を促すことができれば、妊娠の可能性は十分あります。

PCOSを放置するとどうなりますか?

「まだ若いから大丈夫」

「生理が来なくても困っていない」

と考えて放置してしまう方もいます。

しかし、PCOSを長期間放置すると、排卵しない状態が続くことで子宮内膜が厚くなり、子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが高まることがあります。

また、インスリン抵抗性を伴う場合には、

  • 2型糖尿病
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • メタボリックシンドローム

などの生活習慣病のリスクにも注意が必要です。

PCOSは早めの受診が大切です

次のような方は、一度婦人科へ相談することをおすすめします。

  • 生理が3か月以上来ない
  • 生理周期が35日以上続く
  • 妊娠を希望している
  • AMHが高いと言われた
  • 超音波で卵胞が多いと言われた
  • ニキビや多毛が気になる
  • 排卵しているか知りたい

早期に診断を受けることで、ご自身に合った治療を始めやすくなります。

PCOSの原因・診断・検査|AMH・LH・FSH・超音波検査を婦人科医が詳しく解説

PCOSはどのように診断されるのでしょうか?

「生理不順だからPCOSですね。」

このように診断されることはありません。

PCOSは、生理不順だけでなく、排卵障害・超音波検査・血液検査などを総合的に評価して診断します。

また、PCOSと似た症状を示す病気もあるため、それらを除外することも重要です。

そのため、「生理が遅れているからPCOS」と自己判断することはできません。

PCOSの診断で確認する3つのポイント

婦人科では、主に次の3つを確認します。

① 月経異常・排卵障害

  • 生理周期が35日以上
  • 生理が2〜3か月来ない
  • 年に8回未満しか生理がない
  • 排卵していない(無排卵)

これらはPCOSで最もよくみられる症状です。

② 超音波検査で卵巣を確認する

経腟超音波検査では、卵巣の状態を詳しく観察します。

PCOSでは、小さな卵胞(2〜9mm程度)が多数並んでいることが特徴です。

この状態は「ネックレスサイン」と呼ばれることもあります。

しかし、卵胞が多いだけではPCOSとは診断できません。

若い女性では正常でも卵胞が多く見えることがあり、症状や血液検査などを合わせて総合的に判断します。

③ 血液検査でホルモンバランスを調べる

血液検査では、排卵に関係するホルモンや、PCOSと似た病気がないかを確認します。

代表的な検査には、

  • LH(黄体形成ホルモン)
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)
  • エストラジオール(E2)
  • プロラクチン
  • テストステロン(男性ホルモン)
  • TSH(甲状腺刺激ホルモン)
  • AMH(必要に応じて)

などがあります。

LHとは?

LH(黄体形成ホルモン)は、排卵を起こすために重要なホルモンです。

通常は月経周期の途中で急激に増え(LHサージ)、その刺激によって排卵が起こります。

しかしPCOSでは、LHが慢性的に高めとなることがあり、ホルモンバランスが崩れることで卵胞が正常に成熟しにくくなります。

FSHとは?

FSH(卵胞刺激ホルモン)は、卵胞を育てる働きを持つホルモンです。

正常では、FSHとLHがバランスよく分泌されることで、1つの卵胞が成熟し排卵します。

PCOSでは、このバランスが崩れるため、卵胞が途中で成長を止めてしまいます。

AMHが高いと言われました。PCOSですか?

これは外来でも非常に多い質問です。

結論から言うと、「AMHが高い=PCOS」ではありません。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内に残っている小さな卵胞の量を反映するホルモンです。

PCOSでは小さな卵胞が多いため、AMHが高値となることがあります。

しかし、

  • AMHが高くても正常な方
  • PCOSでもAMHがそれほど高くない方

もいます。

そのため、AMHだけでPCOSを診断することはできません。

AMH検査で分かること・分からないこと

分かること分からないこと
卵巣内の卵胞数の目安妊娠できるかどうか
卵巣予備能の参考排卵しているか
PCOSの参考所見PCOSかどうかの確定診断

PCOSと間違えやすい病気

PCOSと似た症状を示す病気はいくつかあります。

そのため、婦人科では必要に応じて以下のような病気も考慮します。

  • 甲状腺機能異常
  • 高プロラクチン血症
  • 視床下部性無月経
  • 早発卵巣不全
  • 先天性副腎過形成(まれ)
  • クッシング症候群(まれ)

原因によって治療法が大きく異なるため、正確な診断が重要です。

痩せ型PCOSと肥満型PCOSの違い

PCOSにはさまざまなタイプがあります。

項目痩せ型PCOS肥満型PCOS
BMI正常〜低め高め
インスリン抵抗性少ないこともある多い
体重管理必ずしも減量は不要減量が重要
排卵障害ありあり
治療排卵誘発・ホルモン治療中心生活習慣改善+薬物療法

日本人では痩せ型PCOSも珍しくないため、「太っていないからPCOSではない」とは言えません。

PCOSとPCOの違い

「PCO」と「PCOS」は似ていますが、意味が異なります。

PCOは「卵巣に小さな卵胞が多く見える状態」を指します。

一方、PCOSは、

  • 排卵障害
  • 月経異常
  • ホルモン異常

などを伴う病気です。

そのため、超音波で卵胞が多いだけではPCOSとは診断されません。

診断までの流れ

生理不順・無月経
    ↓
婦人科受診
    ↓
問診
    ↓
超音波検査
    ↓
血液検査
    ↓
他の病気を除外
    ↓
PCOSと診断
    ↓
ライフプランに合わせた治療開始

このような方は婦人科で検査を受けましょう

以下に当てはまる場合は、一度婦人科で相談することをおすすめします。

  • 生理が3か月以上来ない
  • 生理周期が35日以上続く
  • 妊娠を希望している
  • AMHが高いと言われた
  • 超音波で卵胞が多いと言われた
  • 排卵しているか知りたい
  • ニキビや多毛が気になる

PCOSは早期に診断し、ご自身のライフプランに合わせた治療を始めることで、生理周期の改善や将来の妊娠につながる可能性があります。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の治療|妊娠希望の有無によって治療法は異なります

PCOSは治る病気ですか?

「PCOSと診断されたら、一生治らないのでしょうか?」

これは外来で最も多くいただく質問の一つです。

結論からお伝えすると、PCOSは高血圧や糖尿病と同じように、その時々のライフステージに合わせて上手に付き合っていく病気と考えられています。

現在の医学では「PCOSそのものを完全に治す治療」はありません。

しかし、

  • 生理周期を整える
  • 排卵を促す
  • 妊娠しやすい状態をつくる
  • 将来の生活習慣病を予防する

ことは十分可能です。

つまり、治療の目的は「病気をなくすこと」ではなく、「症状や将来のリスクをコントロールすること」です。

PCOSの治療は「妊娠を希望するかどうか」で大きく変わります

PCOSの治療で最も重要なのは、

「今、妊娠を希望しているかどうか」

です。

同じPCOSでも、治療方針は大きく異なります。

      PCOSと診断
        │
        ▼
   妊娠を希望していますか?
        │
┌───────┴────────┐
│                │
▼                ▼
希望していない        希望している
│                │
▼                ▼
月経周期を整える      排卵を促す治療

妊娠を希望していない場合の治療

妊娠を希望していない方では、

「排卵を起こすこと」よりも「子宮内膜を守ること」が重要になります。

PCOSでは無排卵が続くため、子宮内膜が厚くなり、

  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮体がん

のリスクが高くなることがあります。

そのため、月経を定期的に起こし、子宮内膜をリセットする治療を行います。

低用量ピル

PCOSの治療で最もよく使用される薬の一つです。

期待できる効果は、

  • 月経周期を整える
  • 生理痛を軽減する
  • 不正出血を改善する
  • 子宮内膜を保護する
  • ニキビや多毛が改善することがある

などです。

妊娠を希望していない方では、第一選択となることが多い治療です。

黄体ホルモン療法

低用量ピルが使用できない場合や、ご希望に応じて黄体ホルモン製剤を使用することがあります。

一定期間内服することで月経を起こし、子宮内膜が厚くなりすぎることを防ぎます。

妊娠を希望している場合の治療

妊娠を希望している場合は、

「排卵を起こすこと」

が治療の目的になります。

そのため、生活習慣の改善に加え、必要に応じて排卵誘発剤を使用します。

まずは生活習慣の改善

特に肥満を伴うPCOSでは、体重を5〜10%程度減らすことで自然排卵が再開する方もいます。

無理なダイエットではなく、

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠

を継続することが大切です。

レトロゾール(排卵誘発剤)

近年では、排卵誘発の第一選択として使用されることが増えています。

レトロゾールは卵胞の発育を促し、排卵を起こしやすくする薬です。

PCOSでは良好な治療成績が報告されており、多くの方で使用されています。

クロミフェン(クロミッド)

以前から広く使用されている排卵誘発剤です。

排卵率は高い一方、長期間の使用には注意が必要な場合があります。

患者さんの年齢や治療経過に応じて、レトロゾールと使い分けられます。

メトホルミン

インスリン抵抗性が強い方では、糖尿病治療薬であるメトホルミンが使用されることがあります。

メトホルミンには、

  • インスリン抵抗性の改善
  • 排卵機能の改善
  • 体重管理のサポート

などが期待されます。

ただし、すべてのPCOS患者さんに使用するわけではなく、医師が必要と判断した場合に処方されます。

排卵誘発でも妊娠しない場合

排卵が確認できても妊娠に至らない場合には、

  • タイミング法
  • 人工授精(AIH)
  • 体外受精(IVF)

などを検討することがあります。

年齢や不妊期間、ご夫婦の検査結果などを総合的に判断し、一人ひとりに合った治療方針を立てます。

PCOSの治療中に気を付けたいこと

排卵誘発剤を使用する際には、

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という副作用に注意が必要です。

PCOSでは卵胞が多いため、薬が効きすぎると卵巣が腫れたり、お腹に水がたまったりすることがあります。

そのため、治療中は超音波検査などで卵胞の発育を確認しながら、安全に治療を進めます。

PCOSの治療は一人ひとり異なります

PCOSは同じ病名でも、

  • 年齢
  • BMI
  • 妊娠希望の有無
  • 排卵の状態
  • インスリン抵抗性

などによって治療法が異なります。

「友人が飲んでいた薬だから」「SNSで見た治療だから」と自己判断するのではなく、ご自身の状態に合った治療を受けることが大切です。

三ノ宮駅前レディースクリニックのPCOS診療

当院では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診療において、

  • 問診
  • 超音波検査
  • 必要に応じた血液検査

を行い、ライフプランに合わせた治療をご提案しています。

妊娠を希望される方も、今は妊娠を希望されていない方も、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、無理のない治療方針を一緒に考えていきます。

PCOSと食事・運動・ダイエット|生活習慣の改善で排卵が回復することもあります

PCOSでは生活習慣の改善も治療の一つです

PCOSと診断されると、

「薬を飲まないと治らない」

と思われる方も多いですが、実際には生活習慣の改善だけで排卵が回復する方もいます。

特に肥満を伴うPCOSでは、体重を現在より5〜10%減らすことでホルモンバランスが改善し、自然排卵が再開することがあります。

一方で、日本人には痩せ型PCOSも多く、無理なダイエットは逆効果になる場合があります。

そのため、ご自身の体型や体質に合わせた生活改善を行うことが大切です。

PCOSではどのような食事が良いのでしょうか?

PCOSでは、「特別な食事法」があるわけではありません。

基本は、

血糖値が急激に上がりにくい、栄養バランスの良い食事を継続することです。

インスリン抵抗性がある場合、血糖値の急激な上昇はインスリン分泌を増やし、排卵障害を悪化させる可能性があります。

そのため、毎日の食事を少し見直すことが重要です。

積極的に取り入れたい食品

  • 野菜
  • 海藻
  • きのこ類
  • 大豆製品
  • 鶏肉
  • ナッツ類(食べ過ぎに注意)
  • 玄米や雑穀米(無理のない範囲で)

これらは食物繊維やたんぱく質が豊富で、血糖値の急激な上昇を抑えるのに役立ちます。

食べ過ぎに注意したい食品

次の食品は「絶対に食べてはいけない」というわけではありませんが、食べ過ぎには注意しましょう。

  • 甘いジュース
  • 菓子パン
  • ケーキ
  • お菓子
  • 清涼飲料水
  • 大盛りの白米
  • 夜遅い時間の食事

我慢しすぎる必要はありません。

「毎日」ではなく、「時々楽しむ」程度であれば問題ないことが多いです。

コンビニで選ぶなら?

忙しい方でも続けやすいように、コンビニでは次のような組み合わせがおすすめです。

おすすめ例

  • サラダ+サラダチキン+おにぎり1個
  • ゆで卵+無糖ヨーグルト+味噌汁
  • 焼き魚弁当(ご飯は適量)
  • 豆腐・納豆・サラダ

「手軽に続けられること」が最も重要です。

PCOSとダイエット

肥満を伴うPCOSでは、急激なダイエットではなく、ゆっくり体重を減らすことが推奨されます。

目安としては、現在の体重から5〜10%程度の減量でも、排卵や月経周期が改善する場合があります。

一方、痩せ型PCOSの方は、無理な減量を行う必要はありません。

PCOSにおすすめの運動

運動は、インスリン抵抗性の改善や体重管理に役立ちます。

激しい運動よりも、継続しやすい運動がおすすめです。

  • ウォーキング(30分程度)
  • 軽いジョギング
  • サイクリング
  • 水泳
  • ヨガ
  • 筋力トレーニング

週3〜5回を目安に、無理のない範囲で続けることが大切です。

睡眠とストレスも大切です

睡眠不足や慢性的なストレスは、ホルモンバランスに影響を与えることがあります。

そのため、

  • 十分な睡眠
  • 規則正しい生活
  • 適度な休息

もPCOSの管理には重要です。

サプリメントは効果がありますか?

PCOSに対して、イノシトールやビタミンDなどのサプリメントが注目されることがあります。

一部の研究では排卵機能の改善が期待されるという報告もありますが、効果には個人差があり、治療の代わりになるものではありません。

サプリメントを使用する場合も、医師に相談しながら取り入れることをおすすめします。

PCOSを放置すると将来どうなる?

PCOSは、生理不順だけの病気ではありません。

長期間放置すると、

  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮体がん
  • 2型糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • メタボリックシンドローム

などのリスクが高まることがあります。

そのため、「妊娠を希望していないから治療しなくてよい」というわけではありません。

将来の健康を守るためにも、定期的な診察を受けることが大切です。

PCOSと上手に付き合っていくために

PCOSは、一人ひとり症状や生活背景が異なる病気です。

「友人と同じ治療をすればよい」「インターネットで見た方法を試せば治る」とは限りません。

大切なのは、

  • 正しい診断を受けること
  • ライフステージに応じた治療を選ぶこと
  • 無理なく続けられる生活習慣を身につけること

です。

焦らず、医師と相談しながら、ご自身に合った方法で管理していきましょう。

三ノ宮駅前レディースクリニックへご相談ください

「生理不順が続いている」

「PCOSと言われたけれど、どうすればよいか分からない」

「妊娠を希望している」

そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

当院では、患者さん一人ひとりのライフプランやご希望に合わせて、検査・治療・生活改善まで総合的にサポートいたします。

よくあるご質問

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とはどのような病気ですか?

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、排卵が起こりにくくなることで、生理不順や不妊の原因となる代表的な婦人科疾患です。

通常、卵巣では毎月複数の卵胞(卵子が入った袋)が育ち、その中から1つだけが成熟して排卵します。しかしPCOSでは、卵胞は育ち始めるものの途中で成長が止まり、排卵まで進まないため、小さな卵胞が卵巣内に多数残った状態になります。

その結果、

・生理周期が長くなる
・生理が数か月来ない
・排卵しない
・妊娠しにくくなる
・ニキビや多毛が現れる

などの症状が起こることがあります。

PCOSは20〜30代だけでなく、10代で見つかることもある比較的頻度の高い病気です。

「PCOS=妊娠できない」というわけではありません。 適切な治療によって排卵を促し、多くの方が妊娠・出産されています。

また、生理不順を放置すると子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが高くなることもあるため、生理が不規則な状態が続く場合は婦人科で相談することが大切です。

PCOSの原因は何ですか?

PCOSは、一つの原因だけで起こる病気ではありません。

現在は、次のような要因が複雑に関係すると考えられています。

・遺伝的な体質
・女性ホルモンの調節異常
・男性ホルモン(アンドロゲン)の増加
・インスリン抵抗性
・生活習慣や体重の変化
脳から分泌されるLH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)のバランスが崩れると、卵胞が成熟しにくくなります。

さらに、インスリン抵抗性がある場合はインスリンが過剰に分泌され、その影響で男性ホルモンが増え、排卵障害を悪化させることがあります。

ただし、PCOSは肥満の方だけの病気ではありません。日本では痩せ型PCOSも多くみられ、BMIが正常でも発症することがあります。

PCOSは妊娠できますか?

はい。PCOSと診断されても、多くの方が妊娠・出産されています。

PCOSで妊娠しにくくなる理由は、卵子がないからではなく、排卵の回数が少なくなるためです。

例えば、排卵が年に12回ある方と、年に3回しかない方では、自然妊娠のチャンスに差が生じます。

しかし、排卵誘発療法や生活習慣の改善によって排卵が起こるようになれば、妊娠の可能性は十分あります。

妊娠を希望していて、

・生理周期が35日以上
・排卵日が分からない
・半年以上〜1年妊娠しない(年齢など状況によってはより早期)
という場合は、早めに婦人科へ相談することをおすすめします。

PCOSは自然に治りますか?

PCOSが自然に完全に治ることは少ないと考えられています。

年齢や体重の変化によって症状が軽くなることはありますが、ホルモンバランスの乱れや排卵障害が残ることもあります。

また、「生理が来た=排卵している」とは限りません。不正出血や無排卵性の出血を月経と勘違いしているケースもあります。

自己判断で通院をやめるのではなく、医師と相談しながら経過をみることが大切です。

PCOSを放置するとどうなりますか?

PCOSを放置すると、生理不順だけでなく将来の健康にも影響する可能性があります。

排卵しない状態が続くと子宮内膜が厚くなり、

・子宮内膜増殖症
・子宮体がん
のリスクが高くなることがあります。

また、インスリン抵抗性を伴う場合は、

・2型糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・メタボリックシンドローム
などの生活習慣病にも注意が必要です。

妊娠を希望していない方でも、生理が3か月以上来ない場合は放置せず、婦人科で相談することをおすすめします。

PCOSと診断されたら必ず不妊になりますか?

いいえ。PCOSと診断されても、必ず不妊になるわけではありません。

PCOSでは排卵が不規則になったり、排卵回数が少なくなったりするため、自然妊娠まで時間がかかることがあります。しかし、卵子そのものがなくなる病気ではありません。

排卵が起こる月には自然妊娠する可能性がありますし、排卵誘発剤や生活習慣の改善によって排卵が回復すれば、妊娠の可能性は十分期待できます。

実際にPCOSは排卵障害による不妊の代表的な原因ですが、治療への反応が比較的良い方も多く、適切な治療によって妊娠・出産される方は少なくありません。

妊娠を希望しているにもかかわらず、生理不順が続く場合や排卵しているか分からない場合は、できるだけ早めに婦人科へ相談しましょう。特に35歳以上では妊娠率が年齢とともに低下するため、早めの検査・治療が大切です。

AMHが高いと言われました。必ずPCOSですか?

いいえ。AMHが高いだけでPCOSとは診断できません。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内にある小さな卵胞の数を反映するホルモンです。

PCOSでは小さな卵胞が多数存在するため、AMHが高くなる傾向があります。しかし、

・若い女性では正常でもAMHが高めになることがある
・PCOSでもAMHが極端に高くない場合がある
など個人差があります。

そのため、AMHはPCOSを疑う参考にはなりますが、診断には

・月経周期
・排卵の有無
・超音波検査
・血液検査
などを総合的に判断します。

「AMHが高い=妊娠できない」「AMHが高い=すぐ治療が必要」というわけではありません。不安な場合は、検査結果を婦人科で詳しく説明してもらいましょう。

PCOSではどのような検査を行いますか?

PCOSが疑われる場合は、一つの検査だけで診断することはありません。

一般的には次のような検査を組み合わせます。

① 問診

・月経周期
・妊娠希望の有無
・ニキビや多毛の有無
・体重の変化
・家族歴
② 超音波検査
卵巣に小さな卵胞が多数あるか、子宮や卵巣に他の異常がないかを確認します。

③ 血液検査

・LH
・FSH
・エストラジオール
・テストステロン
・プロラクチン
・甲状腺ホルモン
・必要に応じてAMH
これらを総合的に評価し、PCOSと似た病気が隠れていないかも確認します。

超音波検査で卵胞がたくさんあると言われました。PCOSですか?

超音波検査だけではPCOSとは診断できません。

PCOSでは、小さな卵胞が卵巣の周囲に多数並ぶことが特徴ですが、若い女性では正常でも卵胞が多く見えることがあります。

また、一時的なホルモンバランスの変化でも似た所見になることがあります。

そのため、診断には

・生理不順や排卵障害があるか
・血液検査でホルモン異常があるか
・他の病気ではないか
を合わせて判断します。

「卵胞が多い=PCOS」と決めつける必要はありませんが、生理不順や妊娠しにくさがある場合は詳しい検査を受けることをおすすめします。

PCOSと卵巣嚢腫(のうしゅ)は同じ病気ですか?

いいえ。PCOSと卵巣嚢腫は全く異なる病気です。

PCOSの「多嚢胞」という名前から、卵巣に腫瘍や大きな嚢胞ができる病気と誤解されることがありますが、実際には違います。

PCOSで見られるのは、排卵できずに途中で成長が止まった小さな卵胞です。これは腫瘍ではなく、将来的にがんになるものでもありません。

一方、卵巣嚢腫は卵巣に液体などがたまってできる腫瘍性病変で、

・子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)
・漿液性嚢胞
・粘液性嚢胞
・皮様嚢腫
など種類が異なり、経過観察や手術が必要になることもあります。

そのため、「多嚢胞」という言葉だけで心配する必要はありません。超音波検査では、PCOSによる卵胞と卵巣嚢腫は区別して評価します。

PCOSでは生理が来なくなることがありますか?

はい。PCOSでは生理が数か月来なくなることがあります。

PCOSでは排卵が起こりにくくなるため、月経周期が乱れます。

正常な月経周期は25〜38日程度ですが、PCOSでは

・40日以上空く
・2〜3か月生理が来ない
・年に数回しか生理がない
ということも珍しくありません。

これは排卵しない状態(無排卵)が続くためです。

一方で、

「毎月少量の出血があるから排卵している」

とは限りません。

排卵しなくても子宮内膜が不規則にはがれ落ち、不正出血が起こることがあります。

そのため、生理不順が3か月以上続く場合や、周期が35日以上続く場合は、一度婦人科で相談することをおすすめします。

痩せていてもPCOSになりますか?

はい。痩せていてもPCOSになることがあります。

「PCOSは太っている人の病気」というイメージがありますが、日本ではBMIが正常、あるいは痩せ型の方にもPCOSは少なくありません。

痩せ型PCOSでは、

・生理不順
・排卵障害
・AMH高値
・超音波で小さな卵胞が多い
などがみられます。

肥満型と違い、インスリン抵抗性が目立たない方もいますが、排卵障害がある点は共通しています。

そのため、

「細いからPCOSではない」

とは言えません。

体型ではなく、月経周期や排卵の状態を確認することが重要です。

PCOSでニキビや多毛が増えるのはなぜですか?

PCOSでは男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で、ニキビや多毛がみられることがあります。

男性ホルモンが増えると、

・皮脂の分泌が増える
・毛が太くなる
・あごや口周りの毛が目立つ
・背中や胸にもニキビができやすくなる
ことがあります。

ただし、日本人では欧米人より男性ホルモン症状が軽いことも多く、

「ニキビや多毛がないからPCOSではない」

とは言えません。

逆に、ニキビだけでPCOSと診断されることもありません。

症状が気になる場合は、婦人科でホルモンバランスを確認し、必要に応じて皮膚科と連携しながら治療を進めることもあります。

PCOSでは太りやすくなりますか?

PCOSの方は体重が増えやすい傾向がある場合があります。

特にインスリン抵抗性がある方では、

血糖値を下げるためにインスリンが多く分泌され、その影響で脂肪をため込みやすくなることがあります。

その結果、

・ダイエットしても痩せにくい
・リバウンドしやすい
・お腹周りに脂肪が付きやすい
と感じる方もいます。

ただし、PCOSだから必ず太るわけではありません。

痩せ型PCOSの方も多く、体型だけで病気を判断することはできません。

肥満を伴うPCOSでは、現在の体重から5〜10%程度減量するだけでも排卵が改善する場合があります。

PCOSは遺伝しますか?

PCOSには遺伝的な要因が関係していると考えられています。

母親や姉妹にPCOSの方がいる場合、発症しやすい傾向が報告されています。

しかし、

「親がPCOSだから必ず子どももPCOSになる」

というわけではありません。

現在では、

・遺伝的な体質
・ホルモンバランス
・インスリン抵抗性
・生活習慣
・環境要因
などが複雑に影響して発症すると考えられています。

そのため、家族にPCOSの方がいて、生理不順や排卵障害がある場合は、一度婦人科で相談すると安心です。

PCOSでは低用量ピルを飲んだ方が良いですか?

症妊娠を希望していない方では、低用量ピルが治療の第一選択となることが多いです。

PCOSでは排卵しない状態が続くことで、生理不順だけでなく子宮内膜が厚くなり、子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが高くなることがあります。

低用量ピルには、

・月経周期を整える
・子宮内膜を定期的にリセットする
・生理痛を軽減する
・月経量を減らす
・ニキビや多毛を改善することがある
といった効果が期待できます。

一方で、低用量ピルを飲んでもPCOSそのものが治るわけではありません。

ピルは排卵を一時的に抑える薬であり、症状をコントロールすることが目的です。

妊娠を希望するようになった場合は、ピルを中止し、排卵を促す治療へ切り替えることがあります。

PCOSではレトロゾールとクロミフェンはどちらが良いですか?

どちらが適しているかは、年齢や排卵の状態、これまでの治療経過によって異なります。

現在では、PCOSによる排卵障害に対してレトロゾールが第一選択となることが増えています。

レトロゾールは排卵率や妊娠率の面で良好な成績が報告されており、多くの施設で使用されています。

一方、クロミフェン(クロミッド)は長年使用されてきた実績のある薬で、現在でも有効な治療法の一つです。

どちらの薬が適しているかは自己判断できません。医師が年齢や卵巣の状態、超音波検査の結果などを総合的に判断して選択します。

メトホルミンはPCOSにも効果がありますか?

インスリン抵抗性を伴うPCOSでは、メトホルミンが有効な場合があります。

メトホルミンは本来2型糖尿病の治療薬ですが、PCOSではインスリン抵抗性を改善する目的で使用されることがあります。

期待される効果として、

・インスリン抵抗性の改善
・排卵機能の改善
・排卵誘発剤の効果を高める可能性
・体重管理の補助
などがあります。

ただし、すべてのPCOS患者さんに必要な薬ではありません。

痩せ型PCOSでインスリン抵抗性がない方では使用しないこともあります。

また、吐き気や下痢などの消化器症状が出ることがあるため、医師の指示に従って内服することが大切です。

PCOSでも自然妊娠はできますか?

はい。PCOSでも自然妊娠する方は多くいらっしゃいます。

PCOSでは排卵の回数が少なくなるため、自然妊娠まで時間がかかることがありますが、排卵がある周期には妊娠する可能性があります。

特に、

・月経周期は長いが排卵はある
・生活習慣の改善で排卵が回復した
・体重管理によって月経周期が整った
といった方では、自然妊娠されるケースも少なくありません。

一方で、無排卵が続いている場合や、年齢・不妊期間などを考慮すると、排卵誘発療法を行った方が妊娠につながりやすい場合もあります。

妊娠を希望している方は、「様子を見る」だけではなく、早めに婦人科で相談することをおすすめします。

PCOSの治療にはどれくらいの期間がかかりますか?

治療期間は一人ひとり異なります。

PCOSは症状やライフプランによって治療目標が異なるため、「○か月で治る」とは言えません。

例えば、

妊娠を希望していない方

・月経周期を整える
・子宮内膜を保護する
・定期的な経過観察
妊娠を希望している方

・排卵を確認する
・必要に応じて排卵誘発剤を使用する
・妊娠成立を目標に治療を進める
というように、目的によって治療内容も期間も変わります。

また、生活習慣の改善を続けることで月経周期が改善する方もいれば、薬物療法が必要な方もいます。

PCOSは短期間で「治す」病気というよりも、ライフステージに応じて上手に付き合いながら管理していく病気と考えることが大切です。

PCOSではどのような食事を心掛ければ良いですか?

PCOSでは、血糖値が急激に上昇しにくい、栄養バランスの良い食事を続けることが大切です。

PCOSの方の中には、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくい状態)を伴う方がいます。血糖値が急激に上がる食事を続けると、インスリンが多く分泌され、その影響で男性ホルモンが増え、排卵障害が悪化する可能性があります。

そのため、毎日の食事では次のような点を意識するとよいでしょう。

積極的に取り入れたい食品
・野菜
・海藻類
・きのこ類
・豆腐・納豆などの大豆製品
・魚
・鶏肉
・卵
・無糖ヨーグルト
・食物繊維が豊富な食品
食べ過ぎに注意したい食品
・甘いジュース
・菓子パン
・ケーキ
・お菓子
・砂糖入り飲料
・夜遅い時間の大量の食事
重要なのは、「絶対に食べてはいけない食品」を作ることではなく、無理なく長く続けられる食生活を心掛けることです。

PCOSではダイエットをした方が良いですか?

肥満を伴うPCOSでは、適度な減量が排卵の改善につながることがあります。

現在の体重から5〜10%程度減量するだけでも、

・月経周期が整う
・排卵が再開する
・妊娠率が改善する
ことが報告されています。

ただし、急激なダイエットや極端な糖質制限はおすすめできません。

また、日本人には痩せ型PCOSも多く、BMIが正常な方では減量が必要ない場合もあります。

そのため、「PCOSだから全員ダイエットが必要」というわけではありません。医師と相談し、ご自身に合った目標を設定することが大切です。

PCOSにはどのような運動がおすすめですか?

はい。症状がなくても菌を保有していることがあります。

無理なく継続できる有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることがおすすめです。

運動には、

・インスリン抵抗性の改善
・体重管理
・ホルモンバランスの改善
・ストレス軽減
などの効果が期待できます。

おすすめの運動には、

・ウォーキング
・軽いジョギング
・サイクリング
・水泳
・ヨガ
・スクワットなどの筋力トレーニング
があります。

目安は週150分程度の中等度の運動ですが、一番大切なのは「続けられること」です。

エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、日常生活で体を動かす習慣を取り入れることも効果的です。

PCOSに効果が期待できるサプリメントはありますか?

サプリメントは補助的な役割であり、治療の代わりにはなりません。

近年、PCOSとの関連で研究されているサプリメントには、

・イノシトール
・ビタミンD
・葉酸
・オメガ3脂肪酸
などがあります。

一部の研究では排卵機能やインスリン抵抗性の改善が期待されるという報告もありますが、効果には個人差があり、十分な科学的根拠が確立しているとは言えないものもあります。

妊娠を希望している方は、葉酸の摂取が推奨されていますが、その他のサプリメントについては、自己判断で高額な商品を購入する前に医師へ相談することをおすすめします。

PCOSは糖尿病になりやすいと聞きました。本当ですか?

はい。特にインスリン抵抗性を伴うPCOSでは、将来的に2型糖尿病のリスクが高くなることがあります。

インスリン抵抗性とは、インスリンが十分に働きにくくなった状態です。

この状態が続くと、膵臓はより多くのインスリンを分泌し続ける必要があり、長い年月をかけて血糖値が上昇しやすくなります。

そのためPCOSでは、

・2型糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・メタボリックシンドローム
などの生活習慣病にも注意が必要です。

しかし、すべてのPCOS患者さんが糖尿病になるわけではありません。

適切な体重管理、バランスの良い食事、運動習慣を続けることで、リスクを減らせる可能性があります。

定期的な健康診断や必要に応じた血液検査も大切です。

PCOSでも出産できますか?

はい。PCOSと診断されても、多くの方が妊娠・出産されています。

PCOSは排卵障害によって妊娠しにくくなることがありますが、妊娠できない病気ではありません。

妊娠を希望する場合は、

・生活習慣の改善
・排卵誘発療法
・タイミング法
・必要に応じて人工授精や体外受精
など、その方の状況に合わせた治療を行います。

また、妊娠後は一般的な妊婦健診に加え、必要に応じて血糖値や血圧などを確認しながら経過をみることがあります。

妊娠を希望しているにもかかわらず生理不順が続く場合は、「もう少し様子を見よう」と考えず、早めに婦人科へ相談することが妊娠への近道になる場合があります。

PCOSは出産すると治りますか?

出産によって症状が改善する方もいますが、PCOSそのものが治るわけではありません。

妊娠・出産後に月経周期が整う方もいれば、再び生理不順が続く方もいます。

これは、出産によってホルモン環境が変化するためですが、PCOSの体質自体がなくなるわけではありません。

そのため、出産後も

・生理周期
・体重
・血糖値
・将来の健康管理
を意識し、必要に応じて婦人科で経過をみることが大切です。

10代でもPCOSになりますか?

はい。PCOSは10代後半から診断されることがあります。

初経(初めての月経)から数年間は、ホルモンバランスが安定していないため、生理周期が不規則になることは珍しくありません。

しかし、

・初経から数年経っても生理不順が続く
・生理が3か月以上来ない
・ニキビや多毛が強い
・超音波検査でPCOSを疑われた
などの場合は、詳しい検査を行うことがあります。

10代では、将来の妊娠だけでなく、子宮内膜を守ることや生活習慣を整えることも大切です。

低用量ピルをやめるとPCOSは悪化しますか?

低用量ピルを中止したからといって、PCOSそのものが悪化するわけではありません。

ピルは月経周期を整えたり、子宮内膜を保護したりするための治療です。

そのため、服用中は月経が規則正しく来ても、中止すると元の体質が現れ、生理不順が再びみられることがあります。

これは「悪化した」のではなく、本来のホルモンバランスに戻ったためです。

妊娠を希望してピルを中止する場合は、排卵があるかを確認し、必要に応じて排卵誘発療法などを検討します。

自己判断で中止せず、医師と相談しながら治療方針を決めることをおすすめします。

PCOSは再発することがありますか?

PCOSは「再発する」というより、体質として長く付き合っていく病気です。

例えば、

・生活習慣が乱れた
・体重が増加した
・ピルを中止した
・年齢によるホルモン変化
などによって、生理不順や排卵障害が再び目立つことがあります。

これは新たに病気になったというよりも、PCOSの体質が再び表れた状態と考えられます。

そのため、症状が改善しても、

・定期的な婦人科受診
・体重管理
・バランスの良い食事
・適度な運動

を継続することが大切です。

PCOSでも避妊は必要ですか?

はい。PCOSでも排卵が起これば妊娠する可能性があるため、妊娠を希望していない場合は避妊が必要です。

「排卵しにくいから妊娠しない」と思われがちですが、PCOSでは排卵がまったく起こらないわけではありません。

不規則ではあっても排卵する周期があり、そのタイミングで性交渉があれば妊娠する可能性があります。

また、体重の変化や生活習慣の改善、薬物療法によって排卵が再開することもあります。

妊娠を希望していない場合は、

・コンドーム
・低用量ピル
・ミレーナ(子宮内避妊システム)
など、ご自身に合った避妊方法を選ぶことが大切です。

避妊について不安がある場合は、婦人科で相談しましょう。

PCOSでも性交渉をして大丈夫ですか?

はい。無症状のまま菌を保有している方も少なくありません。

はい。PCOSだからといって性交渉を控える必要はありません。

PCOSは感染する病気ではなく、性交渉そのものが病気を悪化させることもありません。

ただし、

・生理が何か月も来ていない
・不正出血が続いている
・強い下腹部痛がある
などの場合は、他の病気が隠れている可能性もあるため、まずは婦人科で診察を受けることをおすすめします。

妊娠を希望している場合は、排卵日を確認しながらタイミングを合わせることが重要です。

PCOSでは基礎体温を測った方が良いですか?

はい。妊娠を希望している方では、基礎体温を記録することが参考になる場合があります。

基礎体温を毎日測定すると、

・排卵しているか
・月経周期の変化
・高温期があるか
などを確認する手掛かりになります。

ただし、PCOSでは無排卵周期が多いため、

・高温期がはっきりしない
・二相性にならない
ことも珍しくありません。

また、基礎体温だけで排卵の有無を正確に判断することはできません。

基礎体温とあわせて、超音波検査や必要に応じた血液検査を受けることで、より正確に排卵の状態を確認できます。

PCOSでは排卵検査薬は使えますか?

使用できますが、結果の解釈には注意が必要です。

排卵検査薬はLH(黄体形成ホルモン)の上昇を検出することで排卵日を予測します。

しかしPCOSでは、LHがもともと高めの方がいるため、

・毎日陽性になる
・陽性が長く続く
・排卵していないのに陽性になる
ことがあります。

そのため、排卵検査薬だけで排卵日を判断するのは難しい場合があります。

特に妊娠を希望している方は、排卵検査薬だけに頼るのではなく、超音波検査などで卵胞の発育を確認しながら治療を進めることが大切です。

PCOSは市販薬で治せますか?

いいえ。現在、PCOSそのものを治療できる市販薬はありません。

インターネットやSNSでは、

・漢方薬
・サプリメント
・健康食品
などが紹介されていることがあります。

しかし、これらだけでPCOSが改善するという十分な科学的根拠はありません。

一部の漢方薬やサプリメントが症状の改善に役立つ可能性はありますが、治療の中心となるものではなく、効果には個人差があります。

生理不順が続く場合や妊娠を希望している場合は、市販薬だけで様子を見るのではなく、婦人科で原因を確認し、ご自身に合った治療を受けることが大切です。

PCOSは更年期になると治りますか?

更年期を迎えることで症状が変化することはありますが、PCOSそのものが治るわけではありません。

年齢とともに卵胞の数が減少すると、若い頃ほど排卵障害が目立たなくなる方もいます。一方で、PCOSの体質がなくなるわけではなく、将来的な健康管理は引き続き重要です。

また、更年期以降も、

・インスリン抵抗性
・脂質異常症
・高血圧
・2型糖尿病
などの生活習慣病のリスクは残る可能性があります。

そのため、更年期だから治療は不要と自己判断せず、定期的な健康診断や婦人科での相談を続けることをおすすめします。

PCOSでも閉経は普通に迎えられますか?

はい。多くの方は一般的な年齢で閉経を迎えます。

「排卵回数が少ないから閉経が遅くなるのでは?」と質問されることがありますが、PCOSと閉経年齢の関係については個人差があり、一概には言えません。

閉経の時期は、

・遺伝的要因
・卵巣機能
・年齢
・全身の健康状態
など、さまざまな要因が影響します。

PCOSだからといって極端に早く閉経したり、必ず遅く閉経したりするわけではありません。

閉経が近づく年代でも、不正出血や月経異常がある場合は、更年期症状だけでなく他の病気が隠れていることもあるため、婦人科で確認することが大切です。

PCOSは子どもに遺伝しますか?

PCOSには遺伝的な要因が関係していると考えられていますが、「必ず遺伝する病気」ではありません。

母親や姉妹にPCOSの方がいる場合、発症しやすい傾向が報告されています。

しかし、PCOSは一つの遺伝子だけで決まる病気ではなく、

・遺伝的な体質
・ホルモンバランス
・インスリン抵抗性
・生活習慣
・環境要因
などが複雑に関係して発症すると考えられています。

そのため、お子さんが将来必ずPCOSになるわけではありません。

もし思春期以降に生理不順が長く続く場合は、早めに婦人科へ相談すると安心です。

生理不順があれば、すぐ婦人科を受診した方が良いですか?

はい。生理不順が続く場合は、一度婦人科で原因を確認することをおすすめします。

特に次のような場合は受診を検討しましょう。

・生理が3か月以上来ない
・月経周期が35日以上続く
・月経周期が極端に短い・長い
・妊娠を希望している
・強いニキビや多毛がある
・不正出血が続く
生理不順の原因はPCOSだけではありません。

甲状腺疾患、高プロラクチン血症、視床下部性無月経など、治療法が異なる病気が隠れていることもあります。

早めに原因を確認することで、将来の妊娠や健康管理につながります。

PCOSと診断されたら、すぐ治療を始めた方が良いですか?

治療を始めるタイミングは、症状やライフプランによって異なります。

例えば、

妊娠を希望していない方では、

・月経周期を整える
・子宮内膜を保護する
・将来の健康管理
を目的に治療を行います。

一方、

妊娠を希望している方では、

・排卵の確認
・排卵誘発療法
・必要に応じた不妊治療
などを検討します。

また、生理不順が軽度であっても、長期間無排卵が続くと子宮内膜への影響が心配になるため、症状が軽いからといって自己判断で放置することはおすすめできません。

治療を始めるかどうかは、医師と相談しながら、ご自身の希望や将来設計に合わせて決めることが大切です。

PCOSでも毎月生理が来ることはありますか?

はい。PCOSでも毎月生理が来る方はいます。

PCOSというと「生理が何か月も来ない病気」というイメージがありますが、すべての方が無月経になるわけではありません。

月経が毎月あるように見えても、

・排卵していない(無排卵月経)
・排卵のタイミングが毎月異なる
・月経周期が不安定

ということがあります。

そのため、「毎月生理が来ている=排卵している」とは限りません。

妊娠を希望している場合は、必要に応じて超音波検査や血液検査で排卵の有無を確認することが大切です。

PCOSでも排卵する月はありますか?

はい。PCOSでも自然に排卵する周期があります。

PCOSでは排卵が「全く起こらない」のではなく、「起こりにくい」状態です。

そのため、

・数か月に1回排卵する
・不規則ながら排卵する
・生活習慣の改善で排卵が再開する

という方も少なくありません。

自然排卵がある方では自然妊娠する可能性もあります。

しかし、排卵の有無をご自身で正確に判断することは難しいため、妊娠を希望している場合は婦人科で確認することをおすすめします。

PCOSでも妊娠中に注意することはありますか?

PCOSの方が妊娠した場合は、一般的な妊婦健診に加えて健康管理も大切です。

PCOSの方では、

・肥満
・インスリン抵抗性
・糖代謝異常

を伴うことがあり、これらがある場合には妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などに注意が必要になることがあります。

すべての方で起こるわけではありませんが、妊婦健診をしっかり受け、医師の指示に従うことが重要です。

また、妊娠中は自己判断で薬を中止したり、市販薬やサプリメントを追加したりせず、必ず主治医へ相談してください。。

PCOSは仕事や日常生活に影響しますか?

PCOSそのものが仕事や日常生活を制限する病気ではありません。

しかし、

・生理不順
・月経痛
・不正出血
・ニキビ
・体重増加
・妊活への不安

などが生活の質(QOL)に影響することがあります。

症状が気になる場合は、一人で悩まずに婦人科へ相談しましょう。

適切な治療によって症状が改善し、日常生活を快適に送れるようになる方も多くいらっしゃいます。。

PCOSは完治しますか?

現在の医学では、PCOSを完全に治す治療法は確立されていません。

しかし、これは悲観する必要があるという意味ではありません。

PCOSは、

・月経周期を整える
・排卵を促す
・妊娠を目指す
・将来の健康を守る

という目的に合わせて管理する病気です。

適切な治療と生活習慣の改善によって、多くの方が症状をコントロールし、妊娠・出産や健康的な生活を送っています。

PCOSは婦人科と不妊治療クリニックのどちらを受診すれば良いですか?

まずは婦人科で相談することをおすすめします。

生理不順やPCOSが疑われる場合は、

・問診
・超音波検査
・血液検査

などを行い、診断を進めます。

妊娠を希望していて排卵誘発療法や高度な不妊治療が必要と判断された場合には、不妊治療専門施設をご紹介することもあります。

まずは原因を正しく診断することが大切です。

PCOSで受診すると、どのような流れになりますか?

初診では、

① 問診(生理周期・妊娠希望・既往歴など)

② 超音波検査

③ 必要に応じて血液検査

④ 診断・治療方針の説明

という流れが一般的です。

妊娠希望の有無や年齢、症状に合わせて、一人ひとりに適した治療をご提案します。

PCOSは早く治療した方が良いですか?

はい。特に生理不順が続く場合や妊娠を希望している場合は、早めの受診をおすすめします。

長期間無排卵が続くと、

・子宮内膜増殖症
・子宮体がん

のリスクが高まる可能性があります。

また、妊娠を希望している場合は、年齢が上がるにつれて妊娠率が低下するため、早期に治療を開始することで選択肢が広がります。

「もう少し様子を見よう」と考え続けるより、一度相談することが安心につながります。

PCOSかもしれないと思ったら、何科を受診すれば良いですか?

生理不順や排卵障害が気になる場合は、婦人科を受診しましょう。

婦人科では、

・月経異常
・排卵障害
・妊娠希望の相談
・超音波検査
・ホルモン検査

などを行い、PCOSかどうかを総合的に評価します。

「まだ若いから大丈夫」「そのうち治るだろう」と自己判断せず、気になる症状があれば早めに相談することが大切です。

PCOSで悩んでいる方へ

PCOSは、生理不順や排卵障害、不妊などにつながることがある病気ですが、適切な診断と治療によって症状の改善や妊娠を目指すことが十分可能です。

一人で悩み続けたり、インターネットの情報だけで自己判断したりする必要はありません。

「生理が不規則だけど受診した方がいいのかな」
「妊娠できるか不安」
「PCOSと言われたけれど、何から始めればいいか分からない」

そのようなお悩みがある方は、婦人科で一度ご相談ください。

当院では、患者さん一人ひとりのライフプランやご希望を大切にしながら、検査・診断・治療まで丁寧にサポートいたします。

三ノ宮駅前レディースクリニックでは、患者様の不安に寄り添い、迅速で負担の少ない処置を心がけております。不安な症状がある方は、いつでもお気軽にご来院ください。