女性医師常駐・【日帰り】完全無痛中絶手術・ピル外来

よく聞くあるあるワード「ストレスとホルモンバランス」

朝の光が差し込む寝室で、ハーブティーを飲みながらくつろぐ女性

こんにちは。三ノ宮駅前レディースクリニック、姫路の森レディースクリニック統括院長・産婦人科専門医の山下衣里子です。

今回は、「ストレスや体調不良で生理が乱れる理由」について、産婦人科専門医の立場からわかりやすく解説します。

ホルモンバランスが乱れてるんですね。
よく婦人科で聞くワードですよね。

うちの娘は私の職業柄なのか、娘の友達からよく相談をうけるそうです。
最近、夜なかなか寝られないから睡眠不足で、そのせいなのか生理も遅れてると。

なぜ体調と生理は直結するのでしょうか?
それは生理は、子孫繁栄に関係する臓器が起こす現象であり、逆にいうと今生きる事に関しては必須ではない臓器が関係するシステムだからこそです。

私たちは生きていくにあたって、スポーツなどをしていなくてもエネルギーを使っています。
体温調節、食べたものを消化、髪や爪を伸ばす、などなど。
無意識に、ただじっと過ごすことだけにすら実はエネルギーをたくさん使っていますが、ストレスや体調不良など、今、生きていくうえで何かトラブルや大きな出来事が起きるとそこに余計にエネルギーが消費され、その分消費したエネルギーを補うために、どこかを省エネしてこないといけません。

いの一番に省エネされるのが生殖活動。
つまり生理に関わるところです。

生殖活動を行うにあたり、身体は無意識に子孫繁栄のためにたくさんのことを、これまた無意識にしています。
このあたりも人体の神秘なのでまたコラムで追って書きたいと思っていますが、そのエネルギーをまるまる割愛して、そのエネルギーをトラブルへの対応に回すよう、自然な生理反応が起こります。

結果、「生理⇒排卵⇒妊娠しなかったら生理」このループが乱れることで、ホルモンの分泌バランスがいつもとは変化し、その周期の生理がいつもと違うように起きやすくなります。

エネルギー分配の図解。日常活動(食事・家事など)は優先度高、ストレス対応(緊張への対処など)は中、生殖機能(生理や妊娠の準備など)は低。エネルギーが不足すると、体は生きるために大事なことを優先するため、生殖機能が後回しになり、乱れやすくなります。

これは、例えば

  • 生理が遅れる
  • 生理が長引く
  • 生理が早く来る
  • 生理の量がいつもより少ない・多い
  • 生理痛がいつもよりきつい・軽い
  • 不正出血がある

など、様々なパターンの生理が存在し、どのタイミングで体調不良やストレスなどの影響を受けたかによって変化します。

ただ、たまたま変な生理が来たんだろう、と思っているのが実は病気が隠れている可能性も十分あります。
まずは定期検診を受けることが大切です。

症状が何もない時でもせめて1年に1回程度は定期検診に来ていただきたいのですが、何らかのサイン(月経痛や月経異常など)があったときは、一度婦人科を受診し病気が隠れていないか、一緒に調べましょう。

病気が隠れていた時はその治療が先行になりますが、病気でなかったときは一緒に過ごし方や、生理との付き合い方を考えていきましょう。

今回はひとまず様子を見て、今回の体調不良やストレスなどに伴う一時的な現象だった、一時的なものかもしれないので、まずは様子を見ましょう、という選択でも大丈夫です。

今後も体調の変化で生理が乱れるのは不安だからこの機会に生理を薬などで整えたい、でもいいです。生理とのかかわり方、管理の仕方は個々の状況とライフステージにより変わります。

また後日のコラムで詳しく書けたらと思いますが、大事なのは定期検診。

症状があれば、とりあえず受診・相談。

親身になって患者の相談に乗るレディースクリニックの女性医師

生理のトラブルはご自身の体調のバロメーターです。
ぜひ乱れた時は、身体が悲鳴をあげるほどの出来事や体調の変化が隠れていることもありますので、一度気軽に相談に来ていただけたらうれしいです。

三ノ宮駅前レディースクリニック 院長 山下 衣里子