梅毒とは
梅毒は「トレポネーマ・パリダム」という細菌が原因で起こる性感染症です。
感染者数は年々増加しており、特に20〜40代を中心に拡大傾向が見られます。
初期には痛みのないできものが性器や口の周囲などにできるだけで、見過ごされやすい点が特徴です。
放置すると全身に広がり、内臓や神経にも影響を及ぼすことがあるため、早期発見と治療が非常に大切です。

梅毒の症状
梅毒は感染からの経過によって第1期〜第3期、潜伏梅毒など複数の段階に分類されます。第1期では、感染部位にしこりや潰瘍(硬性下疳)が現れ、痛みはほとんどありません。
第2期に入ると、全身に発疹が出たり、脱毛・喉の痛みなど多様な症状が現れることもあります。
進行すると心臓や神経、脳などにも炎症が広がるケースもあり、重篤化する前の早期対応が求められます。
感染経路と感染確率
梅毒は、性行為(膣・肛門・口)やキスなどによって、感染者の粘膜や分泌液に触れることでうつる病気です。
皮膚や粘膜に小さな傷があると、そこから菌が侵入し、感染が成立します。
オーラルセックスによる咽頭感染や、肛門まわりの感染が確認されているほか、妊娠中に感染すると胎児へ母子感染が及ぶこともあります。そのため、妊婦健診での梅毒検査が推奨されています。
梅毒の潜伏期間と感染リスク
潜伏期間は10日〜90日程度で、平均して3週間ほどです。
この間は自覚症状が出ないことも多く、気づかぬうちにパートナーに感染させてしまう可能性があります。
特に初期の梅毒は感染力が強いため、感染が疑われる状況があった場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることが大切です。
検査方法
梅毒の検査は、血液中の抗体を調べることで感染の有無や進行状況を確認する方法で行われます。主に「RPR法(非トレポネーマ抗体検査)」と「TPHA法(トレポネーマ抗体検査)」という2種類の検査を組み合わせて行い、現在の感染状態や過去の感染歴を見極めます。
当院では、これらの血液検査を実施しており、当日中に結果をご案内できる「迅速検査(最短80分)」にも対応しています。抗体の推移や症状の有無などを踏まえ、正確な診断と必要な治療のご提案を行っています。
検査は予約不要で受けられますので、「気になる」「不安がある」という段階でもお気軽にご来院ください。

治療方法
梅毒の治療は、ペニシリン系抗菌薬が基本となる標準治療です。
当院では、患者様の症状の進行度や全身状態、薬剤アレルギーの有無を考慮し、以下の治療法を採用しています。
第一選択薬(筋肉注射薬)第一選択とかはなくてもよいかも?リンクラ梅毒
ベンジルペニシリンベンザチン筋注(1回240万単位)
・早期梅毒(第1期・第2期):1回のみの注射
・後期梅毒(第3期以降):1週間間隔で計3回投与
※こちらの注射薬は2022年より日本国内でも使用可能となりましたが、現在当院では取り扱いがありません。
第一選択薬(内服薬)
・アモキシシリン 500mg 1日3回内服
・アンピシリン 500mg 1日4回内服
※治療期間は以下の通りです
第1期:2~4週間/第2期:4~8週間/第3期以降:8~12週間
ペニシリンアレルギーがある方への代替薬
・ミノサイクリン 100mg 1日2回内服
・スピラノマイシン 200mg 1日6回内服
※治療期間は上記と同様に、2~12週間を目安とします。
梅毒は早期であれば内服治療のみで完治が可能な感染症です。
外陰部のできものや発疹など、気になる症状がある場合は早めの検査・治療をおすすめします。
治癒判定
治療後はRPRの定量値や症状の改善状況を確認し、陰性を継続できていれば治癒と判断されます。
抗体が再び上昇する場合は、再感染やHIVとの重複感染も考慮し、再検査を行います。
三ノ宮駅前で梅毒検査をお考えの方は三ノ宮駅前レディースクリニックへ
当院では、即日検査や即日治療での対応も可能です。
梅毒は再感染率の高い感染症であるため、ご本人だけでなくパートナーと一緒に治療を受けることが非常に重要です。
当院では男性の検査にも対応しており、カップルでの来院や同時検査もスムーズに行えます。
おりものの異常や、原因不明の発疹・かゆみ・違和感など、「いつもと違う」と感じたときは、決してそのままにせず、早めに診察を受けましょう。
進行を防ぎ、適切な治療へつなげるためにも、不安を感じた段階でのご相談をおすすめします。
