ヘルペスとは
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)1型または2型の感染によって、外陰部などに潰瘍や水疱を生じる性感染症です。
ウイルスは皮膚や粘膜の小さな傷口から体内に侵入し、一度感染すると神経節に潜伏してしまうため、免疫力が低下した際などに再発を繰り返すのが特徴です。
特に性行為やオーラルセックスを通じて感染しやすく、若年層を中心に増加傾向にあります。
感染しても気づきにくいケースがある一方で、初感染では重い症状が出ることもあるため注意が必要です。

ヘルペスの症状
ヘルペスの症状は、「初感染初発」「非初感染初発」「再発」によって異なります。
初感染初発
性行為などを通じて初めてヘルペスウイルスに感染した場合、2〜10日ほどの潜伏期間を経て発症します。
38度以上の発熱や倦怠感などの全身症状が見られ、大陰唇や小陰唇、会陰部などに強い痛みを伴う潰瘍や水疱が多発することがあります。
歩行困難や排尿困難を訴えることもあり、鼠径部リンパ節の腫れや圧痛を伴うことが多いです。
重症の場合には、頭痛や排尿障害などの神経症状を併発するケースもあります。
非初感染初発
過去に感染歴があるものの発症していなかった方が、免疫力の低下などをきっかけに発症する状態です。
症状は初感染に比べて軽度なことが多いものの、潰瘍や水疱、痛みを伴うことがあります。
再発
一度発症して治癒した後、再び発症するのが再発です。
通常は症状が軽く、性器や臀部に小さな潰瘍や水疱が数個できる程度で済むことが多いです。
前兆として外陰部の違和感や神経痛のような症状が出ることもあります。
ヘルペスの治療方法
治療の基本は、抗ウイルス薬の内服です。
アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルといった薬が用いられ、発症期間を短縮する効果が期待できます。
主な治療法
- バラシクロビル500mg 1回1錠を1日2回、5日間内服(初発の場合は10日間まで)
- ファムシクロビル250mg 1回1錠を1日3回、5日間内服
再発抑制療法
年に6回以上再発を繰り返すような方には、バラシクロビル500mgを1日1錠、1年間内服する抑制療法が選択されます。
早期短期療法
再発の兆候を自覚した時点で、ファムシクロビル250mgを1回4錠、1日2回、1日間の短期集中内服を行う方法もあります。
いずれの治療も、症状が出てからできるだけ早く開始することで、効果が高まります。
違和感や痛みを感じたら、早めに受診されることをおすすめします。
ヘルペス感染時のパートナーとの性交渉について
発症中の性行為は厳禁です。性器の潰瘍や水疱にはヘルペスウイルスが多量に含まれており、性行為を通じてパートナーへ感染させるリスクが高まります。
コンドームの使用でも、完全な予防にはなりません。また、感染部位によっては性器だけでなく、肛門や大腿部、臀部にまでウイルスが広がることがあるため、パートナーへの接触を含め注意が必要です。
症状が完全に治癒するまでは性交渉を控え、再発リスクのある場合は医師と相談しながら適切なタイミングを判断しましょう。
神戸三宮でヘルペスの診察をご希望の方は三ノ宮駅前レディースクリニックへ
三ノ宮駅前にある当院では、性器ヘルペスの診断・治療を行っています。
病歴や症状、診察結果をもとに丁寧に診断し、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案いたします。
再発を繰り返して悩まれている方、症状の出方に不安を感じている方も、どうぞお気軽にご相談ください。
