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マスターベーション教育

こんにちは。三ノ宮駅前レディースクリニック、姫路の森レディースクリニック統括院長・産婦人科専門医の山下衣里子です。

今回は、「性教育で本当に伝えたいこと」について、産婦人科専門医の立場からわかりやすく解説します。

性教育

中学校3年生対象が一番多いのですが、私は年間で多い時は20校ほどの学校に性教育講演に出張でいっています。

お互いの性について知ることはとても大切なので、いつも男女混合で講演会をするのですが、女性に対しては月経痛や月経不順などの生理にまつわるトラブル対処法と受診のタイミングや生理をコントロールする方法などをお伝えしています。

講演をし始めた当初、私は産婦人科医なので、男性に対しては何をお話ししようか迷っていました。学会に行ったり他の先生の講演を聞いたり、自身の子育て体験談を経て、今はマスターベーション教育に尽きるのかなと思っています。

「マスターベーションの話」とだけ聞くとものすごく攻めた話のように思われる方もいるかもしれません。

恥部」「陰部」「陰茎」「汚物入れ」といったワードや、幼少期にトイレに行った後などに「おちんちんを触った手は汚いから洗いなさい」などと言われたり、、、そんな一つ一つが重なり、にまつわることは、汚い、恥ずかしい、汚らわしいものだとなんだか思われがちで、性にまつわる話はタブーだというような暗黙の了解がありました。ですが、生理は女性には当たり前に起きる現象ですし、11-15歳の男性を対象にアンケートを取ったものでマスターベーション経験歴は100%との回答があったものもあるくらいこれもまた当たり前のことで、私は逆にきちんとこのあたりの教育を受けておらず自己欲管理ができない事の方が問題であり、正しい知識を伝えることが大事だと思っています。

性欲は自然、だからこそ学ぶべきことがある

私は教育にいくとき、その一歩先の話をいつも必ずするようにしています。

例えば、「性欲」というものは不意に起き、自分でその衝動をコントロールできるものではなく、それ自体は恥ずかしいものではない。
大事なのは「その時どうするか?」
恥ずべきは、「性欲があること」ではなく、「不意に起きる性欲を自身で管理できないこと」だといった風にです。

人と動物の違いはたくさんあります。

例えば、人には発情期はありませんが性欲があります。
人は他の動物より大脳が発達しており性行動をコントロールすることができます。
人は気持ちを考える、共感する、先を見通して行動するといった前頭葉が特に発達しています。
そして、10代が最も脳が発達する時期で、身体はご飯を食べていたら勝手に大きくなっていきますが、脳は考えたり学習することで発達していきます。

成長と相談の重要性

一度も失敗しない人なんていないので、みなさんも失敗を負のものだととらえずに、そこから学び、考え、行動に移し、さらに成長していってほしいなと思います。その中で、何か相談したいことがあり、聞きに来ていただけたら学びになります。医療的アプローチをすることで自身を守りたいと思ったらそれは行動になります。

みなさまの成長をアシストするべく当院スタッフ一同お待ちしていますので、ぜひ患者さんがよく口にされますが、「恥ずかしいことなんですが・・・」「汚いことですみません」などと思わずになんでも相談に来ていただけたらと思います。

山下衣里子 医師
三ノ宮駅前レディースクリニック
姫路の森レディースクリニック
統括院長・産婦人科専門医

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