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自分と相手のためにできる一歩

こんにちは。
三ノ宮駅前レディースクリニック
院長 山下 衣里子です。

思春期の性とこれからの選択のために

 

 

日本性教育協会というところが6年おきに日本の青少年の性行動調査というものを行っています。
性交経験率は2005年をピークとして以後低下
いまや草食系男子、女子という言葉を通り越して絶食系に突入している実情があります。

そのなかで、中学生の性交経験率は1987年の調査以降、ずっと5%前後で横ばいです。
初体験の年齢を調査したデータでは18⁻20歳がピークですが、その前にひとつ15歳から16歳に経験率があがる山があります。15歳から16歳。

ちょうど中学校を卒業し義務教育を終え、高校に入学、人によっては社会に進出する方もでてくる年齢になります。

2023年厚生労働省の調査では現在、ピルなどの普及も伴い全年齢層での中絶総数はへってきていますが、以前15歳と16歳に大きな壁があり、中絶件数の差は埋まっていない現状があります。

成長するとともに

 

Sexは何歳だったらいいのか?
何歳だったら早くて、何歳だったら遅いのか?
これはだれが決めるのでしょうか?
初潮は平均12.3歳、精通はだいたい13-15歳ごろにおきます。

二次性徴の開始に伴い男女間で体つきが変わり、子孫繁栄、生殖活動の基盤ができることで性交渉含めた性的なことに興味が出る。
これは本能として当然の衝動ですが、性交渉には予期せぬ妊娠性感染症のリスクが伴います。
生殖活動以外で性交渉をもつのは人間のみだとされています。

ですが、人間は他の動物と比較し、大脳が発達しており性行動をコントロールできるとされており、また人の気持ちを考える共感する先を見通して行動するといったところをつかさどる前頭葉が特に発達しています。

身体はご飯を食べると大きくなりますが、脳は特に発達する10代に、考え、学習しないと発達していきません。

相手を思いやる気持ち

 

私は早い遅いは年齢でどうこうではなく、ぜひきちんとした知識と、相手を思いやる心Noが言えるNoを認めあえることが根底あり、二人でそれを一緒に考える関係性が大切なのではないかと思っています。

その一歩として、性感染症はほとんどが症状がありませんが、統計では10代の女性は10人に一人はクラミジアや淋菌が検査をしたところ陽性だったとの報告もあるほど多い病気です。
性感染症は誰からもらった誰にうつしたという病気ではなく、一人一人が自分自身を、そして相手を大事にし調べて陽性なら治すことが大事で、その積み重ねが罹患率を下げるものだとされています。

検査で陽性が判明しても、抗生剤の投薬で治る病気なので、ぜひ相手を思いあう心の一歩として、大切な方ができた時には二人で検査に行ってみてもいいのではないでしょうか?

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